🎓 英検2級・高認英文法 Unit 6 分詞

こうげんよびこう(江原予備校) ― スピーカーボタンで音声再生 ―

① 分詞の基本と限定用法
分詞とは? 2種類を覚えよう
分詞は「動詞と形容詞の2つの働きを分け持つ詞(ことば)」です。
形容詞として名詞を修飾したり、述語の一部になったりします。
現在分詞(~ing)
意味:「~している
→ 能動・進行中の状態

a running dog
走っている犬
過去分詞(~ed / 不規則)
意味:「~された・~されている
→ 受動・完了した状態

a broken window
壊れた(壊された)窓
⚠️ 動名詞との違い:動名詞は「~すること」という名詞の役割。現在分詞は「~している」という形容詞の役割。
a sleeping car(寝台車 → 動名詞・用途) a sleeping baby(眠っている赤ちゃん → 現在分詞・状態)
📝 確認問題① 現在分詞か過去分詞か
分詞の限定用法 — 名詞を修飾する —
分詞が形容詞のように名詞を修飾する用法を限定用法といいます。
ルール①:単独で修飾する → 名詞の前に置く
ルール②:語句を伴って修飾する → 名詞の後ろに置く
「単独は前・語句は後ろ」
Look at the running boy.
その走っている少年を見なさい。(running だけ → 前置き)
Look at the boy running with his dog.
犬と走っている少年を見なさい。(running with his dog という語句 → 後置き)
The boy is playing with a broken toy.
その少年は壊れたおもちゃで遊んでいる。(単独 → 前置き)
This is the window broken by Tom.
これがトムによって壊された窓です。(語句を伴う → 後置き)
The girl playing the piano is Helen.
ピアノを弾いている少女はヘレンです。(主語を修飾)
The language spoken in Singapore is English.
シンガポールで話されている言葉は英語です。
現在分詞か過去分詞か — 能動・受動で判断する —
修飾される名詞と分詞の関係を考えます。
名詞が「~している(する)」→ 現在分詞(能動)
名詞が「~された・されている」→ 過去分詞(受動)
Look at the girl sitting on the bench.
ベンチに座っている少女を見なさい。(少女が座っている → 能動 → sitting)
This is a car made in Japan.
これは日本製の車です。(車は作られた → 受動 → made)
📝 確認問題② 前置き・後置き / 能動・受動
0 / 10
② 感情を表す動詞の分詞・叙述用法・知覚動詞・使役動詞
感情を表す動詞の現在分詞と過去分詞
「驚かせる・興奮させる」など感情を引き起こす動詞は、
現在分詞(~ing)→ 物や状況に使う「~させる・~な(物が)」
過去分詞(~ed)→ 人に使う「~した・~している(人が)」
現在分詞意味過去分詞意味
surprising驚かせるsurprised驚いた
exciting興奮させるexcited興奮した
tiring疲れさせるtired疲れた
boring退屈させるbored退屈した
disappointingがっかりさせるdisappointedがっかりした
The game was exciting.   そのゲームはわくわくさせるものだった。(ゲーム=物 → exciting)
He was excited about the game.
彼はそのゲームに興奮した。(彼=人 → excited)
📝 確認問題③ 感情動詞の ing / ed
分詞の叙述用法① SV + 分詞(付帯状況)
walk / sit / come / stand / lie などの自動詞に分詞が続くと
「~しながら~する」「~されながら~」の意味になります。
He came running.  彼は走ってきた。
He walked laughing into the room.
彼は笑いながら部屋に入ってきた。
The teacher sat surrounded by his students.
その先生は生徒たちに囲まれて座った。
💡 keep / remain + 分詞「~し続ける・~のままでいる」
He kept standing.(彼は立ったままでいた)
The door remained locked.(ドアはカギのかかったままだった)
分詞の叙述用法② SVO + 分詞(leave / keep / find)
leave / keep / find + O + 分詞「Oを~のままにする・Oが~しているのに気づく」
I kept him waiting for five minutes.
私は彼を5分待たせた。
I found myself lying on the beach.
気づくと私は浜辺に横たわっていた。
I want this problem solved by tomorrow.
私はこの問題を明日までに解決させたい。
知覚動詞 + O + 分詞(see / hear / feel …)
知覚動詞(see / hear / feel / watch / listen to …)の後ろの形:
意味例文
原形不定詞動作の一部始終を見たI saw him cross the street.
彼が通りを渡る一部始終を見た。
現在分詞〜している瞬間を見たI saw him crossing the street.
彼が通りを渡る瞬間を見た。
過去分詞〜されるのを見たI heard my name called.
自分の名前が呼ばれるのを聞いた。
⚠️ 受動態になると to が復活:He was seen to enter the building.(原形→to enter)
使役動詞 + O + 分詞(make / have / let / get / help)
意味・用法例文
make + O + 原形(強制的に)~させるI made him go.
have + 人 + 原形(依頼して)~してもらうI had him paint the wall.
have + 物 + 過去分詞~してもらう・~されるI had my bag stolen.
let + O + 原形(許可して)~させるLet me explain.
get + 人 + to 原形(説得して)~してもらうI got him to go.
💡 make oneself understood「話を通じさせる・理解してもらう」
Can you make yourself understood in English?
あなたは英語で意志を通じさせることができますか。
📝 確認問題④ 知覚動詞・使役動詞の形
0 / 10
③ 分詞構文の作り方と4つの意味
分詞構文とは? — 副詞節を分詞のかたまりに変える —
副詞節(when / as / because / if など)を分詞+語句のかたまりに変えると文が短くなります。これを分詞構文といいます。
⚠️ 分詞構文を作るルール
①接続詞を消す ②主語が同じなら副詞節の主語を消す ③動詞を~ing に変える(受動態は過去分詞のまま)
④ not / never は分詞の前に置く ⑤主語が異なる場合は主語を残す(独立分詞構文)
When he saw a policeman, he ran away.
Seeing a policeman, he ran away.
警官を見て彼は逃げた。
Since this book is written in simple English, it is easy to understand.
Written in simple English, it is easy to understand.
簡単な英語で書かれているので、この本は理解しやすい。
分詞構文の4つの意味
意味言い換え例文
①付帯状況
~しながら
while / and I drive to the office listening to the radio.
私はラジオを聞きながら職場まで運転する。
②時・条件
~しているときに
when / if Walking along the beach, I found a shell.
浜辺を歩いていると美しい貝殻を見つけた。
③原因・理由
~なので
since / because Having nothing to do, he went home.
何もすることがないので彼は帰宅した。
④結果・継続
そして~した
and The train leaves at seven, arriving in London at eleven.
その列車は7時に出発し、11時にロンドンに着く。
分詞構文の否定・完了・接続詞つき
否定の分詞構文:not / never を分詞の直前に置く
Not knowing what to say, he kept silent.
何を言えばいいか分からないので、彼は黙っていた。
完了の分詞構文:主文の動詞より前のことは having + 過去分詞
Having spent all his money, he walked home.
お金を使い果たしたので、彼は歩いて帰った。
接続詞つき分詞構文:意味をはっきりさせるため when / while などを残す
While skiing in Hokkaido, he twisted his ankle.
北海道でスキーをしているときに、彼は足首をねんざした。
📝 確認問題⑤ 分詞構文の形と意味
0 / 10
④ 独立分詞構文・with+分詞・重要表現
独立分詞構文 — 主語が違うとき —
主文の主語と分詞構文の主語が異なる場合、分詞の前に意味上の主語を置きます。
As it was Sunday, the shop was closed.
It being Sunday, the shop was closed.
日曜日だったので、その店は閉まっていた。
There was no bridge, they swam across the river.
There being no bridge, they swam across the river.
橋がなかったので、彼らは泳いで川を渡った。
When night came on, we went home.
Night coming on, we went home.
夜になったので私たちは帰った。
with + 名詞 + 分詞 「~をしたままで」
with + 名詞 + 現在分詞 / 過去分詞「~をしながら・~を~した状態で」
He remained silent with his arms folded.
彼は腕を組んだまま黙っていた。(arms were folded → 過去分詞)
He sat with his eyes closed.
彼は目を閉じたまま座っていた。
I listened to her story with tears running down my cheeks.
私は涙を頬に流しながら彼女の話を聞いた。(tears were running → 現在分詞)
重要慣用表現 have difficulty ~ing / be busy ~ing
She had a lot of difficulty learning English.
彼女は英語を学ぶのにとても苦労した。(have difficulty ~ing = ~するのに苦労する)
He is busy preparing for tomorrow's lesson.
彼は明日の授業の準備で忙しい。(be busy ~ing = ~するのに忙しい)
📝 確認問題⑥ 独立分詞構文・with+分詞
0 / 10
⑤ 独立分詞構文を完全マスター!
慣用的独立分詞構文 — 全て丸ごと覚えよう —
次の表現は主語が異なっても使える慣用的な独立分詞構文です。全て暗記してください。
表現意味例文
Speaking (Talking) of ~~といえば Speaking of Tom, I haven't seen him.
トムといえば、ずっと会っていない。
Generally speaking一般的にいえば Generally speaking, Japanese are shy.
一般的にいえば日本人はシャイだ。
Strictly speaking厳密にいえば Strictly speaking, this is wrong.
厳密にいえばこれは間違っている。
Frankly speaking率直にいえば Frankly speaking, you are wrong.
率直にいえば、あなたは間違っている。
Judging from ~~から判断すると Judging from his face, he passed.
彼の表情から判断すると、合格したようだ。
Taking ~ into consideration~を考慮すると Taking that into consideration, he is right.
それを考慮すると、彼は正しい。
Weather permitting天気が許せば Weather permitting, we will go on a picnic.
天気が許せば、ピクニックへ行きます。
Granting that ~~だとしても Granting that he is young, he should know better.
彼が若いとしても、もっと分別があるべきだ。
All things taken into consideration全てのことを考慮すると All things taken into consideration, I am right.
全てのことを考慮すると、私は正しい。
独立分詞構文の作り方を確認しよう
主語が違う → 分詞の前に意味上の主語を書く
慣用句 → 主語が違っても気にせず使う(慣用的独立分詞構文)
As it was cold, I caught a cold.
It being cold, I caught a cold.
寒かったので、風邪をひいた。
As there was no vacant seat on the bus, I had to stand.
There being no vacant seat on the bus, I had to stand.
バスに空席がなかったので、私は立たなければならなかった。
As school was over, we went home.
School being over, we went home.
学校が終わったので、私たちは帰宅した。
💡 名詞や形容詞の前の being は省略できます
Being a brave man, he fought. → A brave man, he fought.
Being busy, he could not go. → Busy, he could not go.
📝 確認問題⑦ 独立分詞構文の表現
📝 確認問題⑧ 独立分詞構文の作り方
0 / 14
✓ 単語帳に保存しました

📚 単語帳