🎓 英検2級・高認英文法 Unit 5 動名詞

こうげんよびこう(江原予備校) ― スピーカーボタンで音声再生 ―

① 動名詞とは何か? 4つの働き
動名詞の作り方と意味
動詞の原形 + ing動名詞
動名詞を使うと、動詞に「~すること」という意味を加えて、名詞のように使うことができます。
つまり「主語・補語・目的語」の位置に動詞のかたまりを置けるようになります。
swim(泳ぐ)→ swimming(泳ぐこと) 
動詞 swim に ing をつけるだけ。発音:ス【ウィ】ミング
read(読む)→ reading(読むこと) 
発音:【リー】ディング
take(とる)→ taking(とること) 
⚠️ 動名詞と進行形(現在分詞)を混同しないように!
どちらも「動詞 + ing」の形ですが、使い方が違います。
・動名詞 → 名詞の役割「~すること」
・現在分詞 → 動詞・形容詞の役割「~している」(進行形 be + ing)
📝 確認問題① 動名詞の意味を確認しよう
① 主語になる「~することは・が」
動名詞のかたまりを文の先頭に置くと「~することは…だ」という意味になります。
動名詞が主語のときは単数扱い(is / was / has など)になります。
Taking pictures is my hobby.
写真をとることが私の趣味です。
S(主語):Taking pictures V:is C:my hobby
Swimming every day is good for your health.
毎日泳ぐことはあなたの健康に良いです。
💡 主語の動名詞が長い場合は、仮主語 It を使うこともできます。
It is fun taking pictures. = Taking pictures is fun.
② 補語になる「~は…することです」
「be 動詞 + 動名詞」の形で、主語が「何をするものか」を説明します。
「私の趣味 is 〇〇すること」のように、主語の内容を説明するのが補語です。
My hobby is taking pictures.
私の趣味は写真をとることです。
S:My hobby V:is C(補語):taking pictures
Her dream is becoming a nurse.
彼女の夢は看護師になることです。
📝 確認問題② 主語・補語の動名詞
③ 動詞の目的語になる「~することを(楽しむ・終える…)」
動名詞を動詞の後ろに置くと「~することを〔動詞〕する」という意味になります。
enjoy(楽しむ)・finish(終える)・stop(やめる)など は、目的語に動名詞のみ使えます。
❌ I enjoyed to play tennis.(誤り)  ✅ I enjoyed playing tennis.(正しい)
We enjoyed playing soccer.
私たちはサッカーをして楽しんだ
S:We V:enjoyed O(目的語):playing soccer
He finished doing his homework.
彼は宿題をし終えた
④ 前置詞の目的語になる「前置詞の後ろは必ず名詞!」
前置詞(of / for / at / in / about … など)の後ろには必ず名詞を置きます。
動詞を後ろに置きたい場合は、動名詞(~ing)に変えて名詞にすればOKです!
She is fond of reading.
彼女は読書が好きです。(of の後ろ → 動名詞 reading)
Thank you for helping me.
手伝ってくれてありがとう。(for の後ろ → 動名詞 helping)
I am good at speaking English.
私は英語を話すのが得意です。(at の後ろ → 動名詞 speaking)
⚠️ look forward to ~ing の「to」は前置詞です(不定詞の to ではありません)!
✅ I look forward to seeing you.
❌ I look forward to see you.(× see は動詞原形なので誤り)
📝 確認問題③ 前置詞の後ろの動名詞
⑤ 動名詞の形容詞的用法(複合名詞)
動名詞が名詞の前に置かれて「~するための」という目的・用途を表すことがあります。
これを動名詞の形容詞的用法(複合名詞)と言います。
現在分詞「~している」と混同しやすいので注意!
表現意味区別のポイント
a waiting room 待合室 待つための部屋 → 動名詞的用法
a living room 居間 生活するための部屋 → 動名詞的用法
a sleeping car 寝台車 寝るための車両 → 動名詞的用法
a dining room 食堂 食事するための部屋 → 動名詞的用法
a sleeping baby 眠っている赤ちゃん 赤ちゃんが眠っている → 現在分詞(状態)
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② 動名詞のみを目的語にとる動詞 vs 不定詞のみの動詞
動名詞のみを目的語にとる動詞(不定詞 to ~ は使えない!)
次の動詞の後ろには ~ing(動名詞)だけ使えます。
to + 動詞(不定詞)を使うと間違いになります!
❌ I enjoy to play tennis.  ✅ I enjoy playing tennis.
動詞発音(カタカナ)意味例文
enjoy エン【ジョ】イ楽しむ I enjoy swimming.
私は泳ぐことを楽しんでいる。
finish 【フィ】ニッシュ終える He finished eating.
彼は食べ終えた。
stop ス【トッ】プやめる She stopped crying.
彼女は泣くのをやめた。
mind マ【イン】ドいやに思う Do you mind opening the window?
窓を開けてもらえますか。
avoid ア【ヴォイ】ド避ける Try to avoid making mistakes.
間違いをするのを避けるようにしなさい。
give up ギ【ヴ】アップあきらめる Don't give up trying.
挑戦することをあきらめるな。
deny デ【ナイ】否定する She denied stealing it.
彼女はそれを盗んだことを否定した。
admit アド【ミッ】ト認める He admitted making a mistake.
彼は間違えたことを認めた。
consider コン【スィ】ダー考慮する I'm considering moving abroad.
海外に引っ越すことを考えています。
practice 【プラ】クティス練習する She practices speaking English.
彼女は英語を話す練習をしている。
miss 【ミ】スしそこなう I missed seeing him.
私は彼に会いそこなった。
escape イ【スケイ】プ逃れる He escaped being caught.
彼は捕まることをまぬがれた。
postpone ポウスト【ポウ】ン延期する They postponed holding the event.
彼らはイベントの開催を延期した。
💡 暗記のコツ「メガフェプスダ」
(mind)(enjoy)フェ(finish・give up)(practice)(stop・avoid・escape)(deny・admit)
📝 確認問題④ 動名詞専用の動詞を確認しよう
不定詞のみを目的語にとる動詞(動名詞 ~ing は使えない!)
次の動詞の後ろには to + 動詞の原形(不定詞)だけ使えます。
動名詞(~ing)を使うと間違いになります!
動詞発音(カタカナ)意味例文
want 【ウォ】ント~したい I want to go.
行きたい。
hope 【ホウ】プ望む I hope to pass.
合格したいと思う。
decide ディ【サイ】ド決める He decided to study abroad.
彼は留学することを決めた。
refuse リ【フュー】ズ断る She refused to come.
彼女は来ることを断った。
promise 【プロ】ミス約束する He promised to come early.
彼は早く来ると約束した。
pretend プリ【テン】ドふりをする She pretended to be sick.
彼女は病気のふりをした。
manage 【マ】ニッジなんとかする He managed to finish it.
彼はなんとかそれを終えた。
📝 確認問題⑤ 不定詞専用の動詞を確認しよう
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③ 動名詞と不定詞で意味が変わる動詞
try ~ing と try to ~ の違い
try ~ing(動名詞)
ためしに~してみる
実際にやってみた(過去の行為)

He tried lifting the rock.
彼はその岩を(試しに)持ち上げてみた。
try to ~(不定詞)
~しようと努める
実際にできたかは不明

He tried to lift the rock, but he couldn't.
彼はその岩を持ち上げようとしたが、できなかった。
📝 確認問題⑥ try ~ing / try to ~
remember / forget ~ing と to ~ の違い
動名詞(ing)は過去のこと、不定詞(to)はこれからのこと(未来)を表します!
この区別がとても重要です。
~ing(動名詞)= 過去のこと
remember ~ing「~したことを覚えている」
forget ~ing「~したことを忘れる」
to ~(不定詞)= これからのこと
remember to ~「~することを覚えておく」
forget to ~「~することを忘れる」
I remember posting the letter.〔過去〕
私は手紙を投函したことを覚えています。(投函したのは過去)
Please remember to post the letter.〔未来〕
どうか手紙を出すことを覚えておいてください。(これからポストに入れる)
I'll never forget seeing her.〔過去〕
私は彼女に会ったことを決して忘れないだろう。(過去に会った)
Don't forget to lock the door.〔未来〕
ドアにカギをかけることを忘れるな。(これからカギをかける)
📝 確認問題⑦ remember / forget の ing vs to
regret / stop ~ing と to ~ の違い
regret ~ing〔過去〕
「~したことを後悔する

I regret saying that.
そう言ったことを後悔しています。
regret to ~〔これから〕
「残念ながら~する(これから言う)」

I regret to say I can't help.
残念ながら手伝えないと言わねばなりません。
stop ~ing
「~することをやめる
(ing が stop の目的語)

He stopped smoking.
彼は禁煙した。
stop to ~
「~するために立ち止まる
(to は副詞的用法・目的)

He stopped to smoke.
彼はタバコを吸うために立ち止まった。
⚠️ stop to ~ の「to」は不定詞の副詞的用法(目的)です。stop の目的語ではありません。
だから「stop は動名詞のみを目的語にとる」というルールに矛盾しません!
need / want ~ing の特殊な意味(受動の意味)
need ~ing / want ~ing =「~される必要がある」という受動の意味
「物」が主語のとき、動名詞が受動の意味で使われます。
This bag needs repairing.
このかばんは修理される必要がある。
✅ = This bag needs to be repaired. と同じ意味
This house wants painting.
この家にはペンキを塗る必要がある。
📝 確認問題⑧ stop / need / want の ing vs to
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④ 動名詞の意味上の主語・完了形・受動態
動名詞の意味上の主語
動名詞の「~すること」の動作をするのが、文の主語と違う人の場合、
動名詞の直前に所有格(his / her / Tom's)または目的格(him / her)を置きます。
He is proud of passing the exam.
彼は試験に合格したことを誇りに思っている。(passing するのは He)
He is proud of his son's passing the exam.
彼は息子が試験に合格したことを誇りに思っている。(passing するのは his son)
Would you mind my opening the window?
私が窓を開けてもよろしいですか。(opening するのは I)
📝 確認問題⑨ 意味上の主語
完了動名詞(having + 過去分詞)
動名詞の表す動作が、文の動詞より前の時(過去のこと)を表すとき、
having + 過去分詞 の形を使います。
She is proud of having worked as a nurse.
彼女は(以前)看護師として働いていたことを誇りに思っている。
今(is proud)より前のこと(働いていた)→ having worked
He was sorry for having been idle.
彼はなまけていたことを後悔していた。
受動態の動名詞(being + 過去分詞)
「~されること」を動名詞で表したいときはbeing + 過去分詞を使います。
「(以前)~されたこと」ならhaving been + 過去分詞を使います。
He doesn't like being treated like a child.
彼は子供のように扱われるのが好きではない。(treated = 扱われる)
She doesn't like being told what to do.
彼女は何をすべきか言われるのは好きではありません。
He is proud of having been given a dictionary by his teacher.
彼は先生から辞書をいただいたことを誇りに思っている。(過去に受け取った → having been given)
📝 確認問題⑩ 完了・受動態の動名詞
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⑤ 動名詞を含む重要慣用表現
must-have! 必須慣用表現(その1)
表現意味例文
cannot help ~ing
= cannot but 原形
~せずに
いられない
I cannot help laughing.
笑わずにはいられない。
feel like ~ing ~したい
気がする
I feel like eating something.
何か食べたい気がする。
It is no use ~ing ~しても
むだだ
It is no use crying over spilt milk.
こぼれた牛乳を嘆いてもむだだ。(覆水盆に返らず)
There is no ~ing ~することは
できない
There is no telling when it will happen.
それがいつ起こるかわかりません。
look forward to ~ing ~するのを
楽しみにする
I look forward to seeing you.
あなたに会うのを楽しみにしています。
be used to ~ing ~に慣れて
いる
He is used to driving.
彼は運転に慣れている。
worth ~ing ~する価値
がある
This book is worth reading.
この本は読む価値がある。
be busy ~ing ~するのに
忙しい
I am busy studying.
私は勉強するのに忙しい。
⚠️ be used to ~ing(~に慣れている)と used to ~(以前は~していた)を混同しないように!
be used to の「to」は前置詞 → 後ろは動名詞
used to の「to」は不定詞のto → 後ろは動詞原形
📝 確認問題⑪ 慣用表現①
must-have! 必須慣用表現(その2)
表現意味例文
prevent A from ~ing
= keep A from ~ing
Aが~する
のを妨げる
Rain prevented me from going out.
雨が私の外出を妨げた。
On ~ing ~するとすぐに On seeing me, she ran.
私を見るとすぐに彼女は走った。
go on ~ing ~し続ける He went on talking.
彼は話し続けた。
cannot ~ without ~ing ~すれば必ず~する He cannot speak without making mistakes.
彼は話すと必ず間違える。
It goes without saying that ~ ~は言うまでもない It goes without saying that health is important.
健康が大切なことは言うまでもない。
How about ~ing? ~するのは
どうですか?
How about playing tennis?
テニスをするのはどうですか?
What do you say to ~ing? ~しませんか? What do you say to going for a walk?
散歩しませんか?
In ~ing ~しているときに Be careful in driving.
運転するときに注意しなさい。
💡 worth ~ing の注意点:動名詞に前置詞が必要な場合は忘れずに!
His speech is worth listening to.
(listen to ~ が元の形なので to が必要)
📝 確認問題⑫ 慣用表現②
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