🎓 英検2級・高認英文法 Unit 3 助動詞

こうげんよびこう(江原予備校) ― スピーカーボタンで音声再生 ―

① 基本の助動詞と書き換え
基本4助動詞
助動詞は動詞だけでは表せないニュアンス(「できる」「してよい」「だろう」「しなければならない」)を動詞に加える語です。助動詞の後ろには必ず動詞の原形が来ることを忘れないようにしましょう。
助動詞意味例文
can〜できるI can play the piano.
may〜してよい(許可)May I use this pen?
will〜するつもり・〜だろうI will buy this book.
Will not の短縮形 = Won't
must〜しなければならないYou must do your best.
✏️ すぐに確認! ― 基本4助動詞 ―
書き換え(同じ意味の表現)
助動詞には「過去形がない」ものや「未来形と組み合わせられない」ものがあります。そのため、別の表現で言い換える必要があります。書き換え表現はセットで覚えましょう。
助動詞書き換え違い
willbe going to ~will: 思いつき be going to: 前から計画中
canbe able to ~can: 能力 be able to: 実際にできる状態
musthave to ~
has to(3単現)
must: 命令口調 have to: 客観的義務
過去形 = had to(mustに過去形なし)
⚠ must not と don't have to は意味がまったく違います!

ここは多くの生徒がつまずくポイントです。日本語の「しなくていい」と「してはいけない」の違いをそのまま英語に当てはめて考えましょう。

must not(mustn't)「〜してはならない」(禁止)
  You must not smoke here.(ここでたばこを吸ってはなりません)
  「してはいけない」という強い禁止の意味です。

don't have to「〜する必要はない」(不必要・自由)
  You don't have to come tomorrow.(明日来なくてもかまいません)
  「してもしなくてもどちらでもいい」という意味です。禁止ではありません。

Will + can は使えないので → will be able to(〜できるようになるだろう)
Will + must は使えないので → will have to(〜しなければならないだろう)
 (must には未来形がないため、will の後ろには be able to / have to を使います)
✏️ すぐに確認! ― 書き換え表現 ―
練習① 基本の助動詞を選ぼう
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② 推量・習慣・ought to / used to
推量の助動詞(現在)
これらは「確信の度合い」を表す助動詞です。自分がどのくらい確信しているかによって使い分けます。

 must(ほぼ確信)> may(半信半疑)> can't(否定の確信)

たとえば:「彼は金持ちだ」という証拠があるとき → He must be rich.(違いない)
 「もしかしたら金持ちかも」→ He may be rich.(かもしれない)
 「金持ちのはずがない」→ He can't be rich.(はずがない)
表現意味例文
may〜かもしれないIt may be true.
must〜に違いないHe must be rich.
can't (cannot)〜のはずがないIt can't be true.
✏️ すぐに確認! ― 推量の助動詞 ―
should = ought to「〜すべき」
shouldought to はほぼ同じ意味(「〜すべきだ」「〜するのが当然だ」)で使えます。

You should study harder. (もっと一生懸命勉強すべきです)
= You ought to study harder.

否定の形に注意しましょう!
  should の否定:should not(shouldn't)
  ought to の否定:ought not to ~(not は to の前ではなく、ought の後ろに来ます)

  You ought not to smoke in public. (人前でたばこを吸うべきではありません)
  × ought to not smoke(この語順は誤りです)
✏️ すぐに確認! ― should / ought to ―
習慣・傾向を表す助動詞
will / would / used to はいずれも「習慣」に関係しますが、それぞれ意味が異なります。混同しやすいので整理して覚えましょう。
表現意味例文
will(習性)〜するものだAccidents will happen.
won't(拒絶)どうしても〜しないThe door won't open.
would often ~しばしば〜したものだ(不規則な習慣)I would often go fishing with my father.
used to ~(規則的に)いつも〜していたHe used to go to church on Sundays.
There used to be ~以前〜があったThere used to be a church on the hill.
be used to ~ing〜することに慣れているI'm used to sitting up late.
would often と used to の違いを理解しましょう。

どちらも「過去の習慣」を表しますが、ニュアンスが少し異なります。

used to ~:「(規則的に)いつも〜していた」。毎回決まってすることを表します。
  He used to go to church on Sundays.(彼は毎週日曜日に決まって教会へ行っていた)

would often ~:「しばしば〜したものだ」。不規則な習慣や思い出を表します。
  I would often go fishing with my father.(父とよく釣りに行ったものだ)

2つの違いを示す例文で確認しましょう:
He used to go to church on Sundays, but he would often be late.
(彼は毎週日曜日に教会へ行っていたが、よく遅刻したものだ)

また、be used to ~ing(〜することに慣れている)は上の2つとは全く別の表現です。to の後ろが動名詞(〜ing)になることを忘れないようにしましょう。
✏️ すぐに確認! ― 習慣・傾向の助動詞 ―
練習② 推量・習慣の助動詞(入試問題つき)
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③ 助動詞 + have + 過去分詞 ― 過去への推量・後悔 ―
過去への推量・後悔の表現
「助動詞 + have + 過去分詞」という形で、過去のことについて推量したり、後悔を表したりします。
現在の推量(It must be true.)に対して、過去の推量(It must have been true.)のように、have + p.p. を加えることで「過去のこと」を表します。

この形は入試で非常によく出題されます。各表現の意味と例文をしっかり確認しましょう。
表現意味例文
must have + p.p.〜したに違いないIt must have been true.
may have + p.p.〜だったかもしれないIt may have rained last night.
cannot have + p.p.〜したはずがないHe cannot have made such a mistake.
should have + p.p.〜すべきだったのに(後悔)
当然〜のはずだ(推量)
You should have studied harder.
need not have + p.p.〜する必要はなかったのに
(実際はしてしまった)
You need not have come.
⚠ 混同しやすいペアをまとめておきましょう。

must have + p.p.「〜したに違いない」(過去の強い確信)
  The streets are wet. It must have rained last night.(昨夜雨が降ったに違いありません)

cannot have + p.p.「〜したはずがない」(過去の強い否定)
  He cannot have made such a mistake.(彼がそんなミスをしたはずがありません)

should have + p.p.「〜すべきだったのに(しなかった)」(後悔・非難)
  You should have studied harder.(もっとしっかり勉強すればよかったのに)

need not have + p.p.「〜する必要はなかったのに(してしまった)」
  You need not have come.(来る必要はなかったのに来てしまった)
  = It was not necessary for you to come, but you did come.

これらの表現は「助動詞 + have + 過去分詞」というセットの形で覚えましょう。have を足すことで「過去のこと」になります。
✏️ すぐに確認! ― 過去への推量・後悔 ―
had better / Why should / It is natural that should
had better + 原形「〜したほうがよい(しないとひどい目にあう)」
  should よりも強い忠告・警告のニュアンスがあります。親しい間柄や緊急の場面で使います。
  You had better stay at home tonight. (今夜は家にいたほうがよいですよ)
  You had better not sit up late.(夜更かししないほうがよいですよ)
  ⚠ 否定は had better not ~(had better don't ~ は誤りです)

Why should ~?「いったいどうして〜なのだろうか」
  単純な理由を聞くのではなく、「なぜそうなるのか理解できない・意外だ」という気持ちを表します。
  Why should he say so?(どうして彼はそんなことを言うのだろう)

It is + 形容詞 + that ~ should「感情・当然・必要・要求の形容詞」
  natural(当然な)/ strange(不思議な)/ necessary(必要な)/ important(重要な)/
  essential(必要不可欠な)/ a pity(残念なこと)などの形容詞が来る場合、
  that 節の中では should + 原形を使います。(should は省略できません)
  It is natural that he should get angry.
 (彼が怒るのは当然のことです)
  It is necessary that you should take this medicine.
 (あなたはこの薬を飲む必要があります)

  また、suggest(提案する)/ insist(要求する)/ advise(忠告する)/ decide(決定する) など
  提案・要求を表す動詞に続く that 節でも同様に should を使います。
✏️ すぐに確認! ― had better / should ―
練習③ 助動詞+have+p.p. を並び替えよう(入試問題つき)
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④ 重要慣用表現
重要慣用表現まとめ
助動詞を使った慣用表現は、そのまま丸ごと覚えることが大切です。意味だけでなく、同じ意味の書き換え表現も一緒に覚えると入試で役立ちます。
表現意味同意表現
may well 原形〜するのは当然だhave good reason to / It is natural that ~ should
may(might) as well 原形〜したほうがよい(had betterよりていねい)
may(might) as well A as BBするくらいならAしたほうがまし
would like to 原形〜したいなあ(want to のていねい表現)
would rather A than BBするよりむしろAしたい
cannot 原形 too 副詞いくら〜しても…しすぎることはない
cannot help ~ing〜せざるを得ないcannot but 原形
may wellmay as well は形が似ていますが、意味がまったく異なります。区別して覚えましょう。

may well + 原形「〜するのは当然だ・〜するのももっともだ」
  You may well get angry with him.
 (君が彼に怒るのはもっともです)
  = You have good reason to get angry. = It is natural that you should get angry.

cannot ~ too 副詞「いくら〜しても…しすぎることはない」
  cannot と too を組み合わせた二重否定で、「どんなに〜してもしすぎることはない」という強調表現です。
  You cannot be too careful in choosing your friends.
 (友人を選ぶときはいくら注意しても注意しすぎることはありません)

would rather A than B「BするよりもむしろAしたい」
  A と B はどちらも動詞の原形が来ます。
  I would rather stay home than go out.
 (外に出るよりもむしろ家にいたいです)
✏️ すぐに確認! ― 重要慣用表現 ―
lest〜should / so that〜can
「〜しないように」という目的・注意を表す表現にはいくつかの言い方があります。
書き言葉・話し言葉によって使い分けますが、入試では複数の書き換えを求められることが多いので、まとめて覚えましょう。

lest ~ should + 原形「〜しないように」(書き言葉・古い表現)
for fear that ~ should + 原形「〜しないかと恐れて」(書き言葉)
so as not to + 原形「〜しないように」(一般的な表現)
in order not to + 原形「〜しないために」(一般的な表現)
so that ~ won't + 原形「〜しないように」(口語的な表現)

例文で確認しましょう:
試験で失敗しないように一生懸命勉強しなければなりません。
I must study harder lest I should fail the exam.
I must study harder so as not to fail the exam.

※ lest / for fear that の後ろの should は省略できないことも覚えておきましょう。
✏️ すぐに確認! ― lest / so as not to ―
練習④ 重要慣用表現を並び替えよう(入試問題つき)
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⑤ need / dare / 祈願・強調の do
need「〜する必要がある」
need(必要がある)は、文の種類によって「動詞」か「助動詞」かが変わる特殊な語です。

肯定文では「動詞」として使います。後ろに to + 原形 が続きます。
  He needs to study harder.(彼はもっと一生懸命勉強する必要があります)

疑問文・否定文では「助動詞」として使うことができます。後ろは原形(toなし)です。
  Need I buy this dictionary?(この辞書を買う必要がありますか)
  You need not leave in a hurry.(急いで出発する必要はありません)
  = You don't need to leave in a hurry.(動詞として使った同意表現)

助動詞の need には過去形がありません。
  「〜する必要はなかった」という過去の文では、動詞として didn't need to を使います。
  You didn't need to go there.(あなたはそこへ行く必要はなかったのです)
dare「あえて〜する勇気がある」
dare(あえて〜する勇気がある)も need と同じように、文の種類によって「動詞」か「助動詞」かが変わります。

肯定文では「動詞」として使います。後ろに to + 原形 が続きます。
  He dared to jump across the brook.(彼はあえて小川を飛び越えました)

疑問文・否定文では「助動詞」として使います。後ろは原形(toなし)です。
  He daren't tell us.(彼には私たちに話す勇気がありません)

How dare ~?「よくもまあ〜できるものだ!」
  相手の行為に驚き・怒りを込めて「どうしてそんなことができるのだ」と責める表現です。
  How dare you tell such a lie?(よくもそんな嘘をつけるものだ)

I dare say ~「おそらく〜だろう(と思います)」
  確信はないが「たぶんそうだろう」という推測を控えめに表す表現です。
  I dare say it will be fine tomorrow.(おそらく明日は晴れるでしょう)
✏️ すぐに確認! ― need ―
✏️ すぐに確認! ― dare ―
祈願の may / 強調の do
祈願(きがん)の may「〜でありますように」
  祈りや願いを表すために、文頭に may を置く古い表現です。入試や文学でよく見られます。
  May you live long! (長生きされますように)
  May God be with you! (神と共にあらんことを)
  May your dreams come true!(あなたの夢が実現しますように!)

強調の do / does / did(動詞の前に置いて意味を強める)
  「本当に」「ぜひ」「確かに」のように動詞を強調したいときに使います。
  I do want to see that movie.(私はぜひあの映画を観たいです)
  She does know the fact.(彼女は確かに事実を知っています)
  He did enjoy the movie.(彼は本当にその映画を楽しんでいました)
  ⚠ do は主語や時制によって do / does / did に変化します。その後の動詞は必ず原形にします。
✏️ すぐに確認! ― 祈願の may / 強調の do ―
練習⑤ 実戦問題(入試問題)を解こう
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